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  • ここだけはおさえておきたい 就職活動常識・非常識 (2)言葉のマナー編
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2, あなたのマナーは大丈夫?


言葉づかい

言葉の使い方ひとつで、好印象を生んだり、誤解を招くこともあります。会話を交わす際には相手との関係や状況を瞬時に判断し、正しい敬語を使えるようにしましょう。

 
尊敬語
相手を高く位置づけ、その人を丁寧に扱う言葉。相手およびその動作・状態・所有物などに敬意の加わった形で表現します。
 
 
謙譲語
自分への動作・状態・所有物などを低く扱う言葉。自分を低めることで間接的に相手を高め、相手への敬意を表します。
 
 
丁寧語
「お」「ご」などの接頭語をつけたり、語尾に「です」「ます」をつける言葉。丁寧な表現をすることで相手への敬意を表わします。
 

「普通語」 謙譲語 尊敬語 丁寧語
「言う」
申し上げる
おっしゃる
言います
「する」
いたす
なさる
します
「見る」
拝見する
ご覧になる
見ます
「聞く」
拝聴する・うかがう・承る
お聞きになる
聞きます
「来る」
参る・うかがう
いらっしゃる・おいでになる
来ます
「行く」
参る・うかがう
いらっしゃる・お運びになる
行きます
「いる」
おる
いらっしゃる
います
「もらう」
いただく
お受けになる
もらいます
「知る」
存じる
ご存知・ご承知
知ります
「会う」
お目にかかる・お会いする
お会いになる
会います
「食べる」
いただく
召し上がる
食べます
「待つ」
待たせていただく
お待ちになる
待ちます

その他にも社会人として相応しい言葉づかいがあります。


あたし、ぼく→わたくし
相手の保育園、幼稚園→貴園
きのう→さくじつ
今日→本日
あした→あす、みょうにち
そうします→そのように致します
わかりません→わかりかねます
すみません→申し訳ございません
わかりました→かしこまりました、承知しました
ちょっと聞きたいのですが→少々お尋ねしたいのですが

普段から気をつけてみよう


電話のかけ方

電話は相手の都合も考えずに、突然押しかけるようなものです。相手のことを考えて時間帯を選びましょう。要領を得ない長電話は相手にとって迷惑となりかねません。電話をかける前に、よく整理しておきましょう。

[1]かけた先を確認する
電話が通じたら、かけた先が間違っていないかを確認する。

[2]名のって、用件を伝え、担当者につないでもらう
「わたくし、○○大学△△学部の□□□□と申します。××××の件でご連絡差し上げました。お忙しいところ申し訳ございませんが、採用のご担当の方はいらっしゃいますでしょうか?」
どのような用件で電話したのかを簡潔に伝えましょう。また、相手の仕事の手を止めさせて電話にでてもらっているのですから、そのあたりにも配慮することは必要です。

[3]担当者が電話に出たら
再度、名のって用件を話します。相手にわかりやすいように、ムダやモレがないように気をつけましょう。

[4]電話を切る
「お忙しいところ、ありがとうございました。失礼致します。」
電話はかけた方から切るのが通常のマナーですが、相手が目上の方の場合は、自分からかけた場合でも後から切るようにしましょう。
受話器を置く音は相手にも聞こえるため、最後まで気を抜かず、静かに受話器を置きましょう。


メールの書き方

今の時代はメールも一つの情報伝達手段です。
みなさんも友だちとのコミュニケーションの手段として、携帯電話のメールを使ったりもすると思います。
ただし、保育園や幼稚園へ宛てたメールと友だちへ宛てたメールを一緒にしてはいけません。
相手に不快な思いをさせないために、メールにもマナーがあるということを知っておきましょう。

---------------------------------------------------------------------------------------------
<宛先>abcd@xxxxxxx.com
<件名>〜〜〜〜の件に関しての質問 ———————[1]

<本文>

○○○○園 
採用ご担当者様 ———————[2]

突然のメールで失礼致します。
私、○○大学△△学部の□□□□と申します。
〜〜〜〜の件で、お聞きしたいことがありメールを差し上げました。 ———————[3]

<中略>

お忙しいところ、恐縮ではございますが、ご回答のほどよろしくお願い申し上げます。

○○大学△△学部
□□□□
e-mail:efgh@xxxxxxx.com
Tel:123-4567-8910 ———————[4]
---------------------------------------------------------------------------------------------


[1]何の用件のメールなのかが不明確だと読むのを後回しにされたり、読んでもらえない可能性もあります。相手がひと目見ただけで、用件が分かるような件名を入れましょう。

[2]宛名を書くときには、「御中」と「様」をうまく使い分けましょう。

御中・・・法人や園へ宛て、個人を特定しない場合に使用します。
誤った使い方 「○○○○園御中△△△様」
正しい使い方 「○○○○園御中」もしくは「○○○○園△△様」


[3]手紙とは違いメールでは、時候の挨拶などは省いて、簡単な挨拶とします。内容もできるだけ簡潔に述べるようにしましょう。

[4] メールでは自分の名前を述べるのをつい忘れがちになってしまいます。誰が出したメールなのか分かるように、最初に名のるだけでなく最後にも所属する学校名や連絡先を記入しましょう。