私たち広福保育園は、浄土真宗本願寺派広福寺が母体となり、昭和30年に設立した保育園です。和顔愛語（思いやりを持った生き方が始まった人は、おのずとやわらかい表情で言葉を発するようになるという意味）を中心テーマとして「ほとけの子」の育成を行っています。そのおかげで、園内は笑顔あふれるやさしい雰囲気です。
　広福保育園では、あれこれと細かく指図するという教育方針を取っていません。それは、１人ひとりの自覚に基づいた、気づきによって保育に向かってほしいという願いがあるからです。今の自分が、何ができて何ができていないのか。そのできていないことの理由は何か。何を工夫したり努力することで、これまで出来なかったことができるようになるのか。そういったことを、自分の問題として考え、行動し経験の中で学んでいく姿勢をもってほしいと思っています。その努力は必ず報われると信じ、私たちと共に成長していきましょう。

　【発表会・おゆうぎ会は地域の方も来られます】
　広福保育園の運動会では、毎年年長さんによる鼓笛隊が大きく注目をされます。鼓笛隊は小太鼓、大太鼓、トリオ、キーボード、シンバルなどの楽器を使用し、幼児音楽専門の先生に編曲していただき、ご指導をいただきながら約３か月かけて練習を重ねていきますので、演奏が終わった時の感動はひとしおです。
また、おゆうぎ会では、普段使いなれない、メロディオンや鉄琴、木琴、大太鼓、キーボード、シンバルなどの楽器の音を出すことから始まり、次第に合わせて表現することを学んでいくため、発表の時には、１つのものを子どもたちが創りあげ、聞かせる音楽が出来あがります。これを聞くと、職員も地域の方も心を打たれます。

勤務歴５年目　５歳児担当

　広福保育園に決めたのは、男性保育士の先輩が働いていて、「男性でも働きやすい職場だよ」と聞いたからです。女性の多い職場で働いていく中で、同じ男性保育士がいると、それだけで心強いし、一緒に頑張っていこうと思い、この保育園に決めました。入ってよかったと思うところは、先輩の先生方が、時に厳しく、時に優しく、時に楽しく指導してくれ、自分の甘さや足りなかったことに気づかせてくれます。諸先生たちと一緒に成長を実感できるところです。

勤務歴２４年目　１歳児担当

　広福保育園の自慢は、前を見れば何事も受け止めてくれる先輩、横を見れば悩みを分かち合える仲間、後ろを見れば情熱的な後輩たち、そんな素敵な仲間にたくさん出会えるところです。
保育園で子ども達は日々成長を重ね、発見や笑いをくり返し、様々な表情を見せてくれます。保育士という仕事は、この貴重な時間を一緒に過ごせたり、子ども達の笑顔が力をくれる素敵な仕事だと思います。