団地やアパートの多いこの地域では、子育て世代・世帯の入れ替わりも常にあり、各ご家庭の子育て支援がますます必要とされていると直に感じます。同時に、畑仕事やお散歩時の地域の方との交流や、地元のお年寄りとの交流では、いつもあたたかい言葉掛けを頂き、地域の子どもたちとさくらんぼ保育園が見守ってもらえているのだと感じ感謝しています。これからの時代はより地域の子育て支援の役割を果たせるように、そして日々子どもたちの成長の喜びにあふれる園であるように、職員一同明るく元気に笑顔で励んでいるところです。

もともとの自然豊かな環境を活かし、園庭も広いのびのびとしたこども園です。職員も子どもたちも、笑顔とやさしさの中からおひさまのようにおおらかで、強い心と体が育つように。そして本園が関わる全ての人々にとって優しい居場所となるようにと願っています。

本園では「子どもにはたくさんの経験を通して、個性豊かにたくましくなって欲しい」そんな思いがあります。まずは職員一人ひとりが何でも元気に取り組み、テーマに沿った活動を自分たちで考えたり、行事の工夫をしながら準備しています。子どもたちが達成感を味わえるように、クラスを越えて職員同士協力し合えるチームワークが私たちのちょっとした良いところです。異年齢児でのつみきの活動では高く大きく積み上げるグループ競争をして盛り上がったり、クッキング体験では食材の大切さを学び子ども同士思いやりながら食事を楽しんだりしています。子どもたちの喜びと笑顔が見られると活動や行事の成果を感じます。

活動や行事が多くあると大変な面もありますが、保育活動については職員で集まり話し合うなどしてお互いに助け合います。一人の考えでは限界があることでも、例えば複数担任同士で読んだ本の情報を教え合ったり、自分が持っているアイデアを共有することで楽しい取り組みになっていきます。発表会や運動会などの伝統的な行事でも、担当者任せだけにしません。全員が必要なことを理解して自ら取り組みます。それには職員同士仲良く、コミュニケーションを取ることが必要です。毎年が最高のものになるように、子どもたちの成長になるようにと連携しています。

活動や行事に限らず日常の保育業務でもクラスを越えたコミュニケーションを取っています。職員同士お互いを気遣い声を掛け合える雰囲気があります。その良さは日常の保護者とのコミュニケーションにも繋がっています。朝の時間帯で信頼を築けるように「笑顔とやさしさ」を心掛けながら、家庭保育との連携が取れるように園での子どもの様子を積極的に伝えています。週便りや週のお手帳を楽しく読んでもらえるような工夫も職員で頑張っています。

桝田　久美先生　25年目、フリー保育教諭

私は短大を卒業し、さくらんぼ保育園に勤め出産を機に退職し子どもが2歳の時に復帰しました。
復帰までは自宅も近い事から度々園庭開放を利用し、保護者目線で関わる事ができ又他の保護者の方々と共通の悩みや互いの子育てを共感しながら子育てを楽しめました。仕事復帰と同時に子どもを保育園に預け、先輩保育士や同じ子どもを持つ保育士と助け合いながら、また園の子どもたちも自分の子どものように接し家庭的な雰囲気作りを大切にしています。保育士になり25年になりますが、毎日子どもたちに元気をもらって楽しく仕事をしています。子どもたちに寄り添える保育士に、そして子どもたちが保育園大好きと言ってくれるよう頑張ります。

山部　佳子先生　10年目、保育教諭

保育士として働き始めて10年がたちました。
子育てのため一度、退職しましたが、保育の仕事に生きがいを感じ、子どもが一歳の時にまたこのさくらんぼ保育園に復帰しました。自分の子どもを別の保育園に預けだし、仕事に戻る事に色々と心配もありましたが、今では子どもの病気の時などでも理解のある職場のおかげで子どもを育てながらも保育士として頑張っています。

木村　祐華先生　11年目、5歳児担当

さくらんぼ保育園に勤務して11年。小さい体でいろんなことに挑戦し、最後まで諦めず頑張り抜く子ども達にいつもパワーをもらっています。就学前という大事な時期を担当させていただいているので、様々な経験の場を広げ、子どもの可能性をたくさん引き出して小学校へ送りだすお手伝いをしていきたいと思っています。卒園してからも「せんせーい」と遊びに来てくれる子ども達の姿が、保育士を続けてきて良かったな、と改めて思う瞬間です。