「ゆとり世代」、そう言われている最近の若者達。しかし、その言葉が使われるときは決して褒められる場面ではありません。平成生まれの職員がちらほらみられる職場でじっと観察してみる。「あっ、あの失敗、俺もしたな」「こんなことして怒られたっけ」など、昔の自分を思い出します。ゆとり世代がだめなんじゃない。「社会人になり、経験をつみ忘れているだけなんじゃないの？」そう思うこともあります。ある人が「今の新人は宇宙人です」と言いました。確かに考え方や行動の違いはあります。しかし“頑張ろう”とか“一生懸命やろう”とか“くじけない気持ち”は今も昔も変わりません。使い方を知らないだけかな。これから社会人になる皆さん、自分の考えや思いはまず胸の内に秘めておき、大きなやる気ひとつを背中に背負って社会に出て下さい。そのやる気は何が襲ってきても崩れない強固なものであってほしい。気持ちは何ものにも勝ると思います。まずは“やる気”！頑張って下さい。

白子悟真寺の寺子屋から、昭和46年に社会福祉法人あおい会あおい保育園を設立。現在姉妹園として、サラナ保育園も開設されています。
あおい保育園は、近鉄白子駅前にあり、交通の便も良く、昔ながらの街並みが残る静かな漁港の町中にあります。子どもたちは、悟真寺境内や海の見える公園で沢山の探索活動をしています。

朝7時、あおい保育園の1日が始まります。
元気な声で登園してくる子どもたち。1時間もすると保育室は子どもたちでいっぱいになります。あおい保育園の子どもたちはとにかく元気いっぱい。園庭で元気よく走りまわり、友だちや保育士と楽しく遊んでいます。

そんな子どもたちと一緒にいると時間が経つのがすごく早いです。動きだけじゃないですよ。食欲もすごいです。たくさん食べてたくさん動く、健康的ですよね。それだけじゃなく、子どもたちの可能性を探ることもしています。
リズム・体操・英語・習字など、多くの体験をしています。あおい保育園は、楽しさ・厳しさ・優しさがあふれている場所です。

奥山 真由

保育者に必要だと思うことは、なによりも自分自身が楽しむことです。子どもたちは楽しいことが大好きで、楽しいこと、好きなことに対しての吸収は驚くほどです。伝えたいこと、知らせたいことをどのように子どもたちに興味を持ってもらうかを考えることが大切です。
また、保育者は人との繋がりも大切です。子どもはもちろん、保護者や保育者との信頼関係を十分に築けるよう、相手を気遣う気持ちを持って取り組んでください。

森 陽香

保育士は保育以外にもたくさんの仕事内容があり、学生の皆さんが思っている以上にハードな仕事です。でも、子ども達の楽しそうな姿や、子どもたちのその姿を見た保護者の方から感謝の言葉をもらうこともあります。「努力して良かった！」という達成感があり、大変やりがいのある仕事だと思います。また将来、自分が親になったときに必ず役立つ、魅力的な職業だと確信しています。