子どもたちは、いろんなことに夢中になって取り組みます。例えば５月から６月にかけては、子どもたちは園庭で虫探しに夢中です。園庭のすみの方、プランターの下、遊具のまわりなどをお友だちと協力し情報交換しながら一生懸命探しています。そしてしばらくすると、バケツの中に虫を入れたり、手に持ったまま嬉しそうに、得意そうに見せに来るのです。虫探しを通して、虫に関する知識だけでなく、観察力や友だちとの関わり方などを自然に身に付けていくのです。
保育士が子どもたちに何かを教えなくても、子どもたちは興味のあることには自分からすすんで取り組んでいます。子どもたちにとって経験は、自分の興味がどこにあるかを探すための何物にも代えがたい貴重な財産になるのです。職員一同、子どもたちには色々なたくさんの経験をさせてあげたいと思っています。

子どもたちが生き生きと輝くためには、周りの大人から愛されている、大切にされていると感じる事が土台になければなりません。その土台があるからこそ子どもたちは安心し、遊びに夢中になっている時、出来なかったことが出来るようになった時などに「嬉しい」「楽しい」と生き生き輝きます。
ですから、一人一人の子どもを大切に思い、体をいっぱい使って楽しいと感じることや笑顔いっぱいで嬉しさを表現できることをたくさん体験させてあげたいと思います。