保育園で子ども達はさまざまな出会いを体験します。友達との出会い、先生や職員達との出会い。自然との出会い。遊具や絵本や紙芝居などとの出会い。その出会いの中からたくさんのことを学び、吸収して大きくなっています。時には友達同士のぶつかり合いが起きることもあります。でも、子ども達はどのように乗り越えればいいかを知っています。知っていない子も、おとなのちょっとした言葉からヒントを得て、それを乗り越えていきます。そのような子どもを見守る私達職員もまた、年ごとに成長する子どもの姿に出会っていきます。一人ひとりの子どもに接する時、子ども達自身も私達も、本当にお互いを知ろうとして対話をして行けば、子ども達は大きな安心感の中で、自分を発揮して成長していきます。私達の方からもその子の新たな一面を発見し、より深く出会うことがあります。そこには、子どもに「教える（教育）」だけでなく子どもからも教えられる、「共に育つ（共育）」関係があります。

沼館保育園では、「健康な生活のできる元気な子ども」、「思いやりのある素直な子ども」、「自分を存分に発揮して頑張る子ども」を目指す子ども像に掲げ、信頼のきずなを作るため日々の保育を行っております。また、保育園に入園前のお子様とそのご家庭がいつでも気軽に利用できる地域に開かれた子育て支援センター『すくすく』を開設し、子育てについての悩みや疑問などの相談はもちろん、子育て真っ最中のお母さん同士が交流し合い、励ましの輪を広げていく広場やサークル活動のお手伝いをしています。