保育士にあこがれ、保育士になりたいと思った気持ちをずっと持ち続けることは難しいかもしれません。しかし、何年か経ち、経験も豊富になり、技術もすばらしくなったとしても、初めて子どもたちの前に立った時のワクワク・ドキドキとした気持ちを忘れないでいてほしいと思います。
「大里東みどり保育園の子は遊びをよく知ってますね」と就学先の小学校の先生から言われます。保育園での基本は「遊び」です。とくに戸外遊びを中心に、保育士も子どもたちと一体になってよく遊んでいます。幼児期は人間としての土台をつくる大事な時期。友だちと一緒に駆け回って遊ぶ中で、しなやかな体と心が育ち、人と関わる力も培われます。保育士になったら子どもと一緒に「遊ぼう」「笑おう」「歌おう」「喜び合おう」そんな素直な感性をいつまでも持ち続けてください。

早朝保育は、朝7時半。「おはよう」の元気なあいさつで保育園の一日が始まります。子どもたちは朝の仕度を終えると、天気の良い日は、戸外へと飛び出していきます。毎週木曜日は「冒険の日」として、朝から年齢の枠を越えて、自由に好きな場所で遊びます。「創る部屋」「ごっこの部屋」「楽器の部屋」「運動の部屋」、中でも一番人気は「創る部屋」です。廃材を利用し、切ったり、貼ったりしながら、創作活動を楽しんでいます。そして、毎朝、体操後に異年齢で集団遊び、わらべ歌遊びを行い、大きい子と小さい子が関わり合って遊んでいます。その中でいたわりや、思いやりの気持ちを育んでいます。