少子化や核家族から来る影響や社会構造の変化などの要因で、経験としての「子育て」が伝承されにくくなっています。
子育ての不安や母親の孤立という問題が社会全体に広がる中、子育ての専門家としての私たちへの期待はますます高まっています。子どもが保育園で寛げるのは、甘えたり、或いは一人でホッとする空間や環境が確保されているからです。気持ちを温かく受け入れる環境、それは共感してくれる保育者の存在が大きく影響しています。
保育者に導かれて家庭からもう一つ大きな社会に出て行き、生活圏を広げていく子どもたちにとって非常に重要な時期です。
私達職員自らが大きな器を持てるように成長することで、人として、保育者として魅力的な人間になれるのです。

周りを田んぼや畑に囲まれた自然豊かな保育園です。今年は園舎の増築が行われ、園庭も更に拡がります。広い園庭と自然環境の中で、生活基盤である遊びを通し、子どもたちの「生きる力」を育んでいきます。
また一人ひとりの子どもの可能性を引き出し、「生き抜く力」へと導いていきます。
地域の方々とのふれあいも盛んで、地域の未就園児家庭のための子育て拠点になっている保育園です。
一年中、驚きや喜びが当たり前に目の前にある生活。子どもたちと川や土手で遊んだり蝉の声を聞いたり…。保育士として当たり前の風景は実は他の仕事では味わえない貴重な風景なのかもしれません。